ケーブルモデムを使用していてインターネットに接続できない場合


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■ケーブルモデムを使用していてインターネットに接続できない場合

ケーブルモデムを使っていてインターネットに接続できない症状の場合には、ケーブルモデム特有の原因がある場合があります。 ケーブルモデムとは、ケーブルテレビ(CATV)会社がインターネット回線も一緒に提供している場合のインターネット接続用の端末機器の事で モデムの役割を果たす装置です。ケーブルテレビ会社と契約している家庭などでは契約を一本化できるので、テレビとインターネット、電話などを まとめて契約する場合も多いと思います。一般的なフレッツ光などのブロードバンドサービスなどと比較しても速度の点なども遜色ないサービスとなっています。 もし、自宅のテレビがケーブルテレビ会社から配信されている場合にはインターネットがケーブルテレビ会社のものか確認する必要があります。 もしインターネットもケーブルテレビ会社のものであれば、インターネット接続はケーブルモデムを介して接続されているはずです。

では一般のモデムや光終端装置などとケーブルモデムとでは何が違うのでしょうか。一番大きな違いは、ケーブルモデムは接続されたパソコンなどの端末機器の MACアドレスを記憶し、その記憶されたMACアドレスが違う機器が接続されると接続できない設計になっているものが多いのです。 MACアドレスとは Media Access Control address の略でLANボードなどのネットワーク機器のハードウェアに固有に割り振られたコードで、IPアドレスのように変更はできないものです。 ケーブルモデムは一般のモデムと同じようにLAN端子を備えており、パソコンと直接またはルータを介してパソコンと接続されますが、 ケーブルモデムから直接接続された機器が変わってしまうとケーブルモデム側に記憶されたMACアドレスと合わなくなり接続できなくなってしまう事になります。

いつも同じパソコンを接続して使っていれば問題ないのですが、ある日、別のパソコンを接続すると接続できなくなったり、 ルータを買い換えたら接続できなくなった場合などは、ケーブルモデムに記憶された古いMACアドレスが原因で接続できない状態かどうかを調べてみる必要があります。

■ケーブルモデムに記憶されたMACアドレスを変更するには

ではケーブルモデムに記憶された旧MACアドレスの変更はどうすればできるのでしょうか。これは簡単で、一度ケーブルモデムの電源を切ります。 多くのケーブルモデムはスイッチがないのでACアダプタのケーブルモデム側の端子を抜く事で電源を落とします。 電源を落とす事によって、この記憶された旧MACアドレスも消えるのです。しかし、ここでちょっとコツ?があります。ケーブルモデムの機種によっては 旧MACアドレスが消失するまで時間がかかる場合があるという事です。多く見積もって5分〜10分間は開放したほうが無難です。

10分ぐらい経過したら電源を入れますが、入れる前にケーブルモデムに新しい機器をLANケーブルで接続してから電源を入れて下さい。 MACアドレスが消えた場合には新しく接続された機器のMACアドレスを記憶する仕組みになっています。 1〜2分経過したらインターネット接続ができるか確認してみてください。問題なく接続できたならケーブルモデムに旧MACアドレスが記憶されていたのが原因で接続できなかったという事です。