パソコンの起動が遅い、Windowsの起動に時間がかかる場合の原因の特定とパソコン修理方法


パソコン修理TOP ≫パソコンの起動が遅い

■パソコンの起動が遅い場合

パソコンの電源を入れてから、Windowsが起動するまでの時間が極端にかかる場合の原因の何でしょうか。 通常、パソコンの起動時間は、パソコンによって違ってきますが、約30秒〜1分ほどです。もしこれよりも起動時間が長くかかる場合、 例えば2分以上かかるような場合には何か障害があるのかもしれません。

特に故障ではない原因としてはフォントの数が極端に多い場合があります。 フォントの数が500以下であれば起動にはそれほど影響はありませんが、例えば数千単位のフォントを登録していると、 Windowsの起動時間が極端に長くかかってしまいます。フォントの数が多くて起動に時間がかかる場合の動作の特徴は、 XPの場合パソコンの電源を入れてようこそ画面が出でからデスクトップが表示されるまでの時間が長くかかります。 その後Windowsのデスクトップが起動してからは動作はそれほど遅くはなりません。 これはWindowsの仕様になりますので、軽くするには使用しないフォントを削除して数百単位にすることで解決できます。
Windowsパソコンの起動に時間がかかる原因としては、ハードディスク(HDD)の故障、HDDの容量不足、メモリ不足、 セキュリティソフトの自動アップデート内容の不具合などいくつか考えられます。

■HDDの容量の確認

マイコンピュータを開いてドライブCの上で右クリックし、プロパティをクリックします。全般タブ内で空き領域を確認しますが、 空き領域が1GBを下回っていたらハードディスクの容量不足となりますので必要ないデータなどを削除して空き容量を増やさなければなりません。

■メモリ不足かどうかの確認

Ctrl + Shift + Escキーを押してタスクマネージャを起動します。パフォーマンスタブをクリックしてWindowsXPの場合はPF使用量と 物理メモリの合計を比較、WindowsVista/7の場合にはメモリと物理メモリの合計を比較して物理メモリの合計の値が十分上回っていてばメモリは足りているという事になります。 しかし物理メモリが下回っていたり上回っていても値が拮抗しているとすればメモリ不足となりますのでメモリ増設を考えたほうが良いかもしれません。

■セーフモードで起動

起動時F8キー(機種により違う事があります)を連打してセーフモードで起動します。 セーフモードは、システムの最小限の機能だけを起動しますのでメモリの消費も少ないしセキュリティソフトなども実行しない事が多いので セーフモードでも時間がかかる場合にはHDDの障害もしくはシステムの重要部分の不具合という可能性があります。 対策としてはWindowsの修復セットアップまたはリカバリーとなります。

■セキュリティソフトの削除

もしセーフモードの起動がスムーズならばセーフモードのままでプログラムの追加と削除でセキュリティソフトを削除してみます。 但し、後での再インストールを考えてインストールCDやシリアル番号などを用意してから行って下さい。 セキュリティソフトを削除して再起動し通常起動させてみたら起動は早かったとすればセキュリティソフトが原因ですので ソフトのメーカーに相談したり別のセキュリティソフトを使うなどを検討して下さい。