パソコン修理TOP ≫メールの送受信ができない場合の対処法
インターネットは閲覧できているのに、メールだけが送信も受信もできない場合があります。また、受信はできるけれども送信ができない、
この逆で受信はできないけれども送信はできるという場合もございます。これらのメールの送受信障害場合の原因と対策をご紹介いたします。
障害の切り分けとしてはインターネットには繋がっているのですから、原因として大きくメールソフトの障害、パソコンの障害、メールサーバーの障害に分かれます。
また、インターネットも閲覧できないという場合には先にインターネットができないを参照してください。
メールの送信も受信もできない場合ですが、まず使用しているメールのメールサーバーに障害がないかを最初に確かめます。
インターネットは閲覧できるわけですから、メールを提供しているプロバイダまたはレンタルサーバー会社などのホームページのサーバー障害情報などで確認してみてください。
しかしサーバーの障害情報などは少し遅れて記載される事がほとんどです。障害が始まって時間がそんなに経っていない場合にはサーバーの障害情報には載ってない場合がありますので
プロバイダやレンタルサーバー会社などに直接電話して確かめてみます。もしメールサーバーに障害がある場合には障害が復旧するまで待つしかありません。
メールの送信だけができない場合ですが、加入プロバイダで25番ポートブロック(Outband Port 25 Blocking)が実施されていないか確認します。
これはメール送信サーバーをプロバイダ以外のものを使っている場合に起こります。メールを送信する場合、メール送信サーバーがプロバイダ、
レンタルサーバー会社に限らず必ずプロバイダを通過します。各プロバイダでは自社以外のメール送信サーバーを使っての迷惑メール送信の対策として
通常の25番ポートをブロックしてその代わりにSMTP認証が必要な587番ポート(サブミッションポート)を使用できるようにしています。
この場合の対策としては、メールアカウントの設定情報のメール送信サーバーのポート番号を25番から587番に変更し、
送信サーバーの認証情報を入力すれば送信できるようになります。具体的な設定方法は
サブミッション・ポートを利用してメールを送信する
のサイトが参考になります。もし25番ポートブロックの影響ではない場合は下記個別のメールアドレスの送受信問題及びOutlook Expressの固有の問題を併せてご覧下さい。
メールの受信だけできない場合ですが、セキュリティソフトでブロックされていないか確認します。セキュリティソフトのプログラム部分の自動アップデートなどにより
いままでは問題なかったメールのセキュリティチェックまたはファイアーオールなどに不具合が出てこれが影響している場合があります。
この場合は、一度セキュリティソフトを停止してメールチェックしてみます。この時に気をつけていただきたいのはもしこれでメールが受信できた場合には
受信されたメールに添付ファイルなどがあった場合はセキュリティチェックがされていないわけですから
開封せずにセキュリティソフトを有効にしてスキャンをかけてから開封するという事です。
ここでは、個別のメールのみ送信できない、あるいは受信できないという症状を解説します。
・ほとんどのメールは受信できるのにある特定のメールが届かない場合
ある特定のメールアドレスからのメールが届かないような場合はまず迷惑メールフォルダに振り分けられていなかを確認します。
メールに内蔵された、または受信サーバー内で迷惑メールのフラグがついたメールの場合には正常なメールでも迷惑メールに振り分けられる可能性もあります。
・ほとんどのメールは送信できるのに特定のメールだけが送信できない場合
ある特定のメールアドレス宛にメールが送信できない場合、まずはメールアドレスに間違いがないか確認してください。メールアドレスは
半角英数字となりますので全角の英数字が混じっていないかなどを確認します。また、大きなサイズの添付ファイルを添付していないかも確認してください。
メールに添付できる最大サイズはメールサーバーの仕様となり一律ではありませんが、概ね20MBぐらいまでは送信できるはずです。
しかし、20MBを超える添付ファイルをした場合、送信できずに送信フォルダに残ったままになってしまったり、メール上では送信できたようになっていても
送信エラーメールが返ってきて実際には送信されていなかったりする場合があります。大きなサイズのファイルを送信したい場合には
分割して1つのメールの添付サイズを20MB以下にして複数で送信するか、ファイル送信サービスなどを使って、ダウンロード形式で送信する方法をとって下さい。
メールソフトにOutlook Expressを使っている場合、メールの送信あるいは受信ができないという障害にOutlook Expressの仕様の制限が原因の場合があります。
Outlook Expressでは、1つのメールフォルダが1つのdbxファイルとなっており、このファイルサイズの最大が2GBとなります。
(Outlook Expressで使用される.dbxファイルの最大ファイルサイズに関する情報)
もし受信トレイや送信済みアイテム直下にメールがいっぱい入っていてある日そのサイズが2GBを超えるとそれ以上のメールは受信できなくなったり
送信できなくなったり(実際は送信はされているのですが、送信済みアイテムに移動できないため送信フォルダに残ってしまう)してしまいます。
これの解消には、カテゴリー別に新しいフォルダを作ってそこにメールを分散移動したりするなどしてから最適化を実行します。
最適化の実行の方法は「ファイル」→「フォルダ」→「すべてのフォルダを最適化する」をクリックして実行します。
このOutlook Expressファイルの最大サイズ制限で既に障害が出ている場合は、必ずメールを別フォルダに分散移動してから実行してください。
メールが入ったままで実行するとメールの読み取りができなくなる障害が発生する事があります。
また、特に受信トレイや送信済みアイテムで一度障害が出るとこの最適化を実行してもエラーで最適化できない現象も出ています。この場合には
受信トレイや送信済みアイテムのメールを別フォルダにすべて分散移動してから、Outlook Expressを閉じ、直接dbxファイルを削除します。
削除しても次にOutlook Expressを起動した時に自動的に新しい受信トレイや送信済みアイテムのdbxファイルができますので大丈夫です。
dbxファイルが保存されている場所はOutlook Expressの「ツール」→「オプション」→「メンテナンス」タブをクリックし、
「保存フォルダ」ボタンをクリックします。保存パスが表示されますので 「C:\Documennts〜以下」をすべてコピーします。
次に「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリックし、名前の窓に貼り付けてOKボタンを押せばdbxファイルの保存場所が開きます。
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