無線LAN(Wi-Fi)に接続ができない場合の対処法


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■無線LAN(Wi-Fi)に接続ができない場合の対処法

無線LAN(Wi-Fi)ルータや親機(アクセスポイント)を購入していざ無線LANに接続しようとしても接続されない、 通信ができないような場合の設定方法などをご紹介いたします。 無線LANの通信はIEEE802.11という規格で、その中でも現在よく使われているものはb/g/n/aという規格ですが、 現在市販されている機器の中には、この規格をすべて満たしているものも多く、アクセスポイントと子機の規格の違いはそれほど意識しなくてもよくなってきております。 通信の確立には、基本的には親機と子機の間でこの規格同士が合っており、 さらに暗号化方式及び暗号キーが合致していれば通信が確立されます。暗号の認証方式はWEP方式、WPA/WPA2方式があります。 セキュリティ上WEPは解読されやすいので、WPA/WPA2方式がよいでしょう。

さらにWPA/WPA2には暗号化の種類にTKIPとAES方式があり、一般的にはTKIPよりもAESがよいとされております。 また、暗号化キーは、親機と子機の間で合致していれば良いことになります。 それぞれ親機と子機で使用できる暗号化方式の中でよりセキュリティが高いものを選択すればよいと思います。

■無線LAN自動設定規格 AOSSとWPSについて

無線LANの設定は前項で説明した無線規格及び暗号化方式と暗号化キーを合わせる設定をすればよいことになりますが、 親機、または子機の機器類は膨大であり、それぞれ設定画面も違っているので初心者が設定するのは難しいかもしれません。 そこで登場したのが、親機と子機のボタンを押すだけで無線LANの設定を自動的にやってくれる規格です。 有名なのは「AOSS」ですが、こればパソコン周辺機器メーカーであるバッファローの規格で、同社の無線ルーターや アクセスポイントにはほとんどついており、また他のメーカーでもAOSSボタンを装備した機器も出ております。 子機に関しても同社の子機以外でも、同社のソフトウエアをインストールすることによりAOSSが使用できる仕組みになっております。 次にWPSですが、これは無線LANの業界団体のWi-Fiアライアンスが定めたもので、メーカーの違いに限らず、 WPSに対応している機器同士であれば自動設定が可能になり、多くの機器がWPSに対応しておりますし、AOSSとWPSの両方に対応している機器も出ております。

■無線LANルータの上位にブロードバンドルータがある場合

今まで有線LANルータの機器でインターネットの接続環境を構築している環境に無線LANを構築したい場合の親機の選定には、 通常はルータ機能がないアクセスポイントのみの機器を追加します。しかし、無線LANのルータ機能がある親機を購入してしまった場合は どうすればよいのでしょうか。1つの解決策は、現在使用している有線LANルータを無線LANルータに取り替える方法です。 これにはインターネットプロバイダの接続情報の再設定などをしなければなりませんが、構成がシンプルになるメリットがあります。 また、新しい機器は速度の点においても有利なため、置き換える方法はお勧めです。 しかし、有線ルータがIP電話アダプターを兼ねていたりする場合のような、有線ルータを外せない場合はどうすればよいのでしょうか。 現在市販されている無線LANルータには、ルータ機能を無効にするスイッチやオプションがあります。これでルータ機能をオフにすれば 通常のアクセスポイントのみの機能となり、通信障害を解決できます。

無線LANの規格について

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