パソコン修理TOP ≫役に立つテクニックなど ≫電源ボタンに電源プロパティの動作を設定
パソコンがフリーズてマウスもキーボードも動かなくなった場合には、強制的に電源を落とさなければなりません。この時の強制シャットダウンの方法としては
電源ボタンの長押しをして電源を落とす方法が取られます。
しかし、この電源ボタンの長押しでの強制シャットダウンでも、システムやハードディスク(HDD)にとってはダメージを受ける場合があります。
そこで、電源ボタンにWindowsの電源オプションの動作を設定する方法を解説いたします。もちろんすべてのフリーズにこの方法が有効とは限りませんが、
一つの予防策として設定しておくに越した事はありません。
電源オプションとは、Windowsのシステム設定項目の一つで、ディスプレイやハードディスクの電源が切れるまでの時間設定や、
スタンバイやスリープになる時間の設定の他、電源ボタンを押した時の動作、ノートパソコンの場合はカバーを閉じた時の動作なども設定できるようになっています。
この設定内で「電源ボタンを押した時」の動作にシャットダウンを設定する事により、パソコンがフリーズした時に安全に終了プロセスを実行できるようになります。
コンピュータの電源ボタンを押した時に設定できる動作としては、「シャットダウン」、「スタンバイ」(Vista,7の場合はスリープ)、「入力を求める」(Vista,7の場合はなし)の他に、
何もしないという設定もできます。以下は「シャットダウン」を例に設定する方法を解説します。
・WindowsXPの場合
1.「スタート」→「コントロールパネル」→「パフォーマンスとメンテナンス」→「電源オプション」をクリック
2.詳細設定タブをクリックし、「コンピュータ電源ボタンを押したとき」の設定の中から「シャットダウン」を選択する。
3.適用ボタン、OKボタンを押して完了する。
・WindowsVista/Windows7の場合
1.「スタート」→「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」をクリック
2.左メニューの「電源ボタンの動作を選択する」クリックし、「コンピュータ電源ボタンを押したとき」の設定の中から「シャットダウン」を選択する。
3.変更の保存をクリックして完了する。