パソコン修理TOP ≫役に立つテクニックなど ≫仮想メモリを増やしてメモリ不足を解消する方法
画像ソフトなどで大きなファイルを開いている時や、何枚も写真を開いている時などにメモリ不足のエラーが出る場合があります。
その時にとりあえずのメモリ不足の解消の方法として、仮想メモリを増やすという設定をして使用できるメモリを増やす方法があります。
これはディスクスワップと言って、起動していながら使用していないソフトのメモリを、仮想メモリとして設定されたハードディスクに一時退避させて
物理メモリ(仮想メモリに対して実装されているRAMをここでは物理メモリと呼んで区別します)の使用領域を空ける仕組みになっているものです。
WindowsのOSには、もともとこの仮想メモリの設定がされており、搭載されている物理メモリやハードディスクの空き容量などから自動的にその値が設定されています。
設定値を変更する事で、メモリ不足のエラーを出にくくするというわけです。
以下に従って操作してください。
-W indowsXPの場合 -
1.「スタート」→「マイコンピュータ」上で右クリックし、「プロパティ」をクリック
2.「詳細設定」タブをクリックし、パフォーマンスにある「設定」ボタンをクリック
3.パフォーマンスオプション画面の「詳細設定」タブをクリックし、仮想メモリにある「変更」ボタンをクリック
4.ここで「カスタムサイズ」を選択して「初期サイズ」に2046、「最大サイズ」に4092の数字を入れてOKボタンをクリックして終了します。
- WindowsVista/Windows7の場合-
1.「スタート」→「コンピュータ」上で右クリックし、「プロパティ」をクリック
2.左メニューの「システム詳細設定」をクリックし、パフォーマンスにある「設定」ボタンをクリック
3.パフォーマンスオプション画面の「詳細設定」タブをクリックし、仮想メモリにある「変更」ボタンをクリック
4.「すべてのページファイルサイズを自動的に管理する」にチェックが入っているとカスタムサイズを設定できないのでこのチェックを外し、
「カスタムサイズ」を選択して「初期サイズ」に2046、「最大サイズ」に4092の数字を入れてOKボタンをクリックして終了します。
※ここで設定した値は、HDDの空き容量などで設定できない場合もあります。その場合には適宜に入力して下さい。
仮想メモリを設定しても、このディスクスワップが起きると頻繁にディスクアクセスが起きて、パソコンの動作が遅くなってしまう弊害がありますので
最終的には物理メモリを増設する事をお勧めします。