リモートデスクトップの3389ポート番号を変更する方法 パソコンで役に立つテクニック


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■リモートデスクトップの3389ポート番号を変更する方法

Windowsには、パソコンを外出先から操作できるリモートデスクトップ機能が備わっております。WindowsXPではProfessional、Windows7ではProfessional以上に リモートデスクトップのサーバー機能とクライアント機能があり、WindowsXPのHomeやWindows7のHome Premiumではクライアント機能のみが提供されております。 リモートデスクトップのポート番号は3389ポートを使用しており、同一LAN上のパソコン同士でリモート接続する場合や、 1台のパソコンにのみ外部から(ルータの外側から)リモート接続する場合には特に問題はありませんが、 同一LAN上の複数のパソコンに外部からリモート接続する場合には、3389の同一ポート番号では不都合となります。 また、3389ポートはよく知られたポート番号の為、セキュリティ上これを変更したい場合もあるでしょう。 このような場合の3389ポートの変更方法を解説いたします。

リモートデスクトップで使用する3389ポート番号は、レジストリに登録されておりますので、これを変更すればポート番号を変更できます。 以下、変更方法ですが、レジストリの変更はパソコンが起動できなくなったりする危険が伴いますので自己責任で行ってください。

1.「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリックします。

2.名前に「regedit」と入力してOKボタンを押しレジストリエディタを起動します。

3.以下のレジストリ サブキーをダブルクリックします。
 HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control      \TerminalServer\WinStations\RDP Tcp\PortNumber

4.10進を選択して、希望するポート番号を入力し、OKを押します。

5.レジストリエディタを終了してWindowsを再起動すれば変更完了です。

補足
リモートデスクトップの3389ポート番号を変更した場合にいくつか確認事項があります。 まず、Windowsファイアオールなどが有効になっている場合に、変更後のポート番号を追加してポートをブロックしないように設定が必要です。 具体的には、ネットワーク接続のプロパティの詳細設定にあるWindowsファイアオールを開いて、例外タブをクリックし、 ポートの追加ボタンで変更後のポート番号を登録して再起動します。 それから、外部から接続する場合には、ルータに静的IPマスカレード(ポートフォワードまたはポート転送)を設定します。 複数のパソコンに接続したい場合には、その数だけ設定が必要です。変更したポート番号をそのパソコンのローカルIPアドレスに転送します。 実際に接続する場合にはルータのWAN側のグローバルIPアドレスに続いて:(コロン)ポート番号で接続すれば目的のパソコンにリモート接続できるはずです。