パソコン修理TOP ≫役に立つテクニックなど ≫リモートデスクトップの接続履歴を消去・削除する
リモートデスクトップを使った事がある方はわかると思いますが、リモートデスクトップを切断後にまたリモートデスクトップ接続をしようとすると
コンピュータの接続先名が表示された状態になります。これは資格情報を保存しなくても接続先は自動的に保存されてしまうためです。
また、複数の接続先に接続しますと、そのすべての接続先が保存され、ドロップダウンボタンで選択できるようになります。
もちろんこれは便利な機能で、次に接続する時に手間を省いてくれるのでよいのですが、例えば同じパソコンを複数の人が使う場合などや、
パソコン自体をなくしてしまった時などは他人に接続先を知られてしまう恐れがあります。また、パソコンを第三者に譲る場合などには
この履歴は削除しておきたい事でしょう。このような場合においてリモートデスクトップの履歴情報を消す方法を解説いたします。
実はリモートデスクトップの履歴情報は2つに分かれて保存されています。まずリモートデスクトップ接続を起動した時に出ている最後に接続した履歴情報です。
この情報の保存先は Default.rdp というファイルですのでこのファイルを削除すれば履歴に表示されなくなります。
※<ユーザーアカウント名>はそれぞれのユーザーによって違ってきます。また、実際のパスはコントロールパネルのフォルダオプションで 「すべてのファイルとフォルダを表示する」を設定しないと見えないものがあります。
- WindowsXP -
C:\Documents and Settings\<ユーザーアカウント名>\My Documents\Default.rdp
- WindowsVista/7 -
C:\Users\<ユーザーアカウント名>\マイドキュメント\Default.rdp
リモートデスクトップ接続を起動して、ドロップダウンボタンを押した時には過去に接続された履歴情報が一覧で出てきます。
この情報の保存先は、レジストリ内にありますのでレジストリ内の情報を削除します。
※レジストリ内を操作する場合には起動できなくなるなどの恐れがありますので自己責任において操作してください。
「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリックします。「名前」の欄に regedit と入力してOKボタンを押します。
以下を辿ります。
\\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Terminal Server Client\Default\
この中に、MRU0〜というものが履歴の数だけあるはずですのでデータの内容を見て削除したいものを削除しレジストリエディタを閉じます。